香港民主派ら大阪で中国に抗議集会 G20開催中

西日本新聞 総合面

 20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)開幕に合わせ、中国政府による少数民族や民主活動家への抑圧政策に抗議する街頭集会が28日、大阪市中心部で行われた。中国本土への容疑者引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正を巡り大規模デモが相次いだ香港の民主派をはじめ、少数民族の活動家ら約150人(主催者発表)が「中国の弾圧を止めるため力を貸して」と訴えた。

 参加者は集会に先立ち記者会見。香港独立派の陳浩天氏は「中国は香港に対し破壊型の植民地統治を行い、香港政府はそのかいらいと成り果てた。(条例改正を巡り)デモが起きても当局は静かだったが、G20が終われば何が起こるか分からない」と述べた。

 ウイグル族で米国に亡命した人権活動家ラビア・カーディル氏は「中国はウイグル人を強制収容所に送り、虐殺している。G20で取り上げなければ、参加国・地域の恥だ」と強調。中国からドイツに亡命したモンゴル族や亡命チベット人の活動家も「自分たちの文化が消滅の危機にさらされている」などと語った。

 集会は繁華街で行われ香港の学生や日本在住の少数民族、日本人支援者らが参加。「中国は私たちにとって大きな脅威」と口々に語り「フリー・香港」「フリー・チベット」などと連呼した。

 中国の少数民族政策を巡っては「弾圧」との懸念が国際社会で高まっているが、中国政府は「捏造(ねつぞう)だ」などと反論している。

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