出所者支援へ協定締結 長崎刑務所と社会福祉法人

西日本新聞 社会面

 出所後に犯罪を繰り返さないよう、長崎刑務所(長崎県諫早市)は28日、自立が困難な元受刑者を支援している社会福祉法人南高愛隣会(同)と包括連携協定を結んだ。受刑者の更生に向けた取り組みを深化させ、受刑者の就労体験などを積極的に進める。

 同刑務所は2012年以降、愛隣会などと協力し、福祉制度や対人関係づくりなどを学ぶ独自支援プログラム「長崎方式」に取り組んできた。今年4月には全国初の社会復帰支援に特化した専門部署を設立。受刑者の更生に向け、一人一人の特性やニーズを踏まえた指導の模索を続けている。

 両者は協定に基づき、愛隣会が運営する更生保護施設「雲仙・虹」(同県雲仙市)での外泊や、愛隣会が運営する作業所や農場での就労を受刑者に体験させ、出所後の生活にスムーズに溶け込めるよう支援する。刑務所職員の福祉施設での実務研修も実施する方針。

 調印式で、小林祐一所長は「司法と福祉の連携は意義深い。今後も再犯防止に力を入れていきたい」と強調。愛隣会の田島光浩理事長は「受刑者の円滑な社会復帰と再犯防止の推進に貢献していきたい」と話した。

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