30年ぶり山鉾を復元新調 「まちの宝 次代に」 日田市中城町

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されている日田祇園祭の山鉾(やまぼこ)の一つ、日田市中城町の山鉾が復元新調された。中城町山鉾振興会(松本大和会長)や祇園祭関係者ら約100人が市内で祝賀会を開き、完成を喜んだ。

 同会などによると、同町の山鉾は1986年に33年ぶりに復活。91年には大改修を行ったが、その後28年を経て、山鉾を支える柱などに亀裂ができ、運行に支障が出ていた。

 新しい山鉾は、スギやケヤキ材を使用。高さは7・4メートルとこれまでと変わらないが、上部を支える四本柱などを太くし安全性、耐久性を向上させた。事業費は約1700万円で国が50%、県が8%、市と地元が21%ずつを負担した。市は2007年度から、山鉾などの復元新調を進めており、山鉾の新調はこれで7基目となる。

 祝賀会は6月30日にあり、松本会長は「これからの中城の、日田の宝物として、若い人たちに引き継がれていくだろう」とあいさつ。原田啓介市長は「観光振興にも重要な役割を果たすと期待している」。日田祇園山鉾振興会の後藤稔夫会長は「次の世代に受け継がれ、長く祭りが続いていくよう願っている」と述べた。

 日田祇園祭は27、28日。各町は、1日から7日にかけて「小屋入り」し、本番に向けた準備を本格化。中城町の山鉾も21日に飾り付けした後、入魂祭を行って、25日の集団顔見世で市民にお披露目される。

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