日田市長「鉄道復旧望む声圧倒的」 解決へ国の関与求める

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 九州豪雨で被災したJR日田彦山線を巡り、日田市が開いたJR九州の復旧案の説明会について、原田啓介市長は1日、「他の沿線自治体も含めても鉄道復旧を望む声は圧倒的に多い。問題解決に向けて国にも関与してほしい」と述べた。

 6月29日に同市であった説明会では「地域の財産だ」として鉄道復旧を望む意見が大勢を占めた。一方、日田彦山線の復旧方針が決まらないために河川改修や農地復旧が進まないとして、バス高速輸送システム(BRT)での復旧を望む声もあった。

 原田市長は1日の定例会見で「JRには果たすべき責任を果たしてほしい。JRの三つの復旧案は、どれだけ(実現の)信頼性があるのか、恒久的な運行ができるのかなど判断するのに情報が足りない」と強調。今後、JR九州が住民に説明する機会を設ける考えを改めて示した。BRTについては「簡単に鉄道を手放すことは九州全域としても容認できない。将来に禍根を残すような判断はできないのでしっかり議論したい」とした。

 5日で発生から2年を迎える九州豪雨について、「(入居期限を迎えるみなし仮設住宅の人も)7月末までには次の住まいが決まっていると聞いており、間に合って安心している。復旧、復興が遅れているところもあるが、地域振興策と合わせて今後のまちづくりをしたい」と述べた。

 日田市の男性職員が上司の決裁を受けずに市有地の賃貸、売買契約を結んだ不祥事にも言及し、改めて陳謝した。

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