飯塚山笠開幕、熱き夏へ お汐井取り、男衆「よーい、さの」

西日本新聞 筑豊版

 飯塚市の夏の風物詩、飯塚山笠は1日未明の「お汐井取り」で開幕した。同市中心部の商店街には飾り山笠がお目見えし、有志による初めてのお守り販売も始まるなど、フィナーレの追い山に向け、熱気が高まっている。

 1日午前0時ごろ、飯塚市多田の日若神社には、法被に締め込み、地下足袋姿の男衆が集まった。安全祈願の神事の後、神社裏を流れる汐井川で川砂をすくった。川砂は、追い山などで舁(か)き手の体にかけ、身を守る習慣がある。最後に昨年の追い山で優勝した東流(ながれ)の今泉正樹山頭が「みんなで盛り上げて頑張りましょう」と呼び掛け、全員で「よーい、さの」と打ち込んで締めくくった。

 本町商店街と東町商店街には、祭りムードを盛り上げる飾り山笠が登場。高さ約6メートルの本町商店街の飾り山笠は、謡曲「羅生門」がテーマだ。例年、飯塚・井筒屋サロン前に置いていたが、昨年10月に閉店したため、今年から、商店街の空きスペースに設置した。東町商店街三差路の飾り山笠は高さ約8メートルで、安土桃山時代の合戦をイメージしている。

 15日の追い山の出発点、曩祖(のうそ)八幡宮の社務所では、おはらいを受けた木製のお守りを販売している。東、新、菰田、西、二瀬の5流分計600個を用意し、1個500円。作製した住民グループ「壇の上会」の竹下茂木さんは「けがなく追い山を終えられるように、心を込めて準備した」と話した。

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