熊本市民病院の建て替え完了 地震で移転、耐震性強化

西日本新聞 社会面

 2016年4月の熊本地震で被災し、移転建て替え中だった熊本市民病院(同市東区)が完成し、1日に建物の引き渡し式があった。被災により全入院患者の転院・退院を余儀なくされた教訓を踏まえ、耐震性などを強化。復興のシンボルとして10月1日に開院し、同7日から診療を始める。

 新たな市民病院は、現病棟の約2キロ東に建設。地上7階建て1棟で、延べ床面積は地震前よりも約3千平方メートル広い3万6408平方メートル。31診療科(地震前は34診療科)、病床数388床(同556床)体制となる。総事業費は約232億円。

 市によると、外観は灰色を中心に使い熊本城の瓦をイメージ。地下には現病棟には無かった免震装置を取り付け、受水槽は地震で破損した現病棟より強度の高い鋼板製とした。

 免震装置は昨秋、メーカーによる性能検査記録データ改ざんが発覚、全16基を適切なものに取り換えた。

 現在、規模を縮小して診療を続けている現病棟は9月27日で閉鎖する。式典で中村賢副市長は「震災があっても医療活動を継続できる病院にしたい」と述べた。

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