長崎県内2年連続上昇 最高は長崎市・浜市アーケード 路線価

西日本新聞 長崎・佐世保版

 長崎税務署が1日に発表した2019年の路線価(1平方メートル当たり)によると、県内の調査地点の平均変動率は前年比0・7%増となり、2年連続で上昇した。最高路線価は35年連続で長崎市浜町の浜市アーケード(75万円)だったが、都道府県庁所在地の最高価の比較では順位を一つ下げ19位となった。

 路線価は相続税や贈与税の算定基準。浜市アーケードの対前年変動率はプラス1・4%で、クルーズ船で訪れる外国人観光客のインバウンド効果が商況を下支えしているのが要因とみられる。一方、市内では県庁舎の移転やJR長崎駅前の再開発に伴って「成長の中心地」が駅周辺に移りつつあり、上昇率が20%を超える地点もあった。不動産鑑定士の堺賢作氏は長年トップを維持する浜市アーケードの変動率について「今後は、やや上昇か横ばいで推移するのではないか」と予測する。

 県内8税務署で最高路線価が上昇したのは3署で、横ばい3署で、下落2署。厳原は27年ぶり、佐世保は26年ぶりに横ばいから上昇に転じた。佐世保では中心部と平地でのマンションやホテルの需要が押し上げたとみられる。厳原は韓国人観光客の増加が要因だが、上昇したエリアは限定的という。壱岐が20年連続、福江が24年連続で下落となり、離島部は依然として厳しい。 

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