「刑事裁判の鉄則に反している」 大崎事件の鴨志田弁護士が講演

西日本新聞

 鹿児島県大崎町で1979年に男性の変死体が見つかった大崎事件の再審請求で、弁護団事務局長を務める鴨志田祐美弁護士が1日、鹿児島市の鹿児島大学で講演した。第3次再審請求では、地裁、高裁で認められていた再審開始が最高裁決定(6月25日付)で取り消されたばかり。「今回の決定は『疑わしきは被告人の利益に』という刑事裁判の鉄則に反している」と訴えた。

 教養科目「日本国憲法」の講義の一貫で、2年生以上の約90人が聴き入った。

 鴨志田弁護士は、個人の尊厳をうたった憲法の観点から別件逮捕や代用監獄、供述調書のつくられ方など刑事手続きの問題点を挙げ「憲法と比べ刑事裁判の現実は明るくない」と指摘した。大崎事件の説明では、再審における証拠開示と検察官抗告を強く非難し「日本の再審制度は憲法の要請に応えているか、みなさんに考えてほしい」と呼びかけた。

 

鹿児島県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ