「年金」「憲法」「消費税」争点に 自民長峯氏に立憲園生氏、幸福河野氏挑む 参院選宮崎選挙区

西日本新聞

参院選の討論会に参加した(左から)自民現職の長峯誠氏、政治団体「幸福実現党」の河野一郎氏、立憲新人の園生裕造氏=2日夜、宮崎市 拡大

参院選の討論会に参加した(左から)自民現職の長峯誠氏、政治団体「幸福実現党」の河野一郎氏、立憲新人の園生裕造氏=2日夜、宮崎市

 参院選が4日公示される。宮崎選挙区(改選数1)には、2期目を目指す自民現職の長峯誠氏(49)=公明推薦=、立憲民主新人の園生裕造氏(41)=社民推薦、国民民主支持=、政治団体「幸福実現党」新人の河野一郎氏(59)の3氏が立候補を予定している。投開票日の21日に向け、年金問題、憲法改正や消費増税の是非などを争点に論戦が展開されそうだ。

 6月7日に宮崎市であった長峯氏の事務所開き。高速道整備など自らの6年間の成果とともに、衆参全議席を独占する自民党国会議員の結束をアピールした。

 「宮崎県は5人の国会議員がスクラムを組み一致団結し戦っております。県の利益に向け確実に成果として実ってきています」。事務所には、長峯氏を真ん中にして議員が並ぶ「5連ポスター」が貼られていた。

 組合員約5万戸が加入するJAグループ宮崎の政治団体・県農民連盟や経済団体など約300団体から推薦を受け、市町村ごとに設けた後援会もフル活動する。5月末の自民党県連大会では、甘利明党選挙対策委員長が「党の調査でも非常に強い。宮崎県は政治家と支援者が本当に一体となっている」と持ち上げた。

 盤石の態勢に見える一方で、陣営は金融庁有識者会議の報告書をきっかけとした老後資金の「2000万円不足」問題が争点化することを警戒する。長峯氏は「支援をお願いしたほぼ全員に聞かれる。年金受給者は当然、若い人も非常に関心が高く、説明が必要だ。今までとは違う風が吹き始めた」と気を引き締める。

 野党の統一候補になった園生氏は、6月30日の事務所開きで「安倍政権のおかしさは目を覆いたくなる」と政権を批判し、現政権下での改憲阻止や消費増税凍結などを訴えた。事務所には、立憲、国民、社民で県連代表を務める県議や、支援を決めた共産の県委員長などが顔をそろえた。

 前回衆院選では、野党再編を巡る混乱から統一候補を擁立できず、今参院選も選定は難航した。札幌市の税理士だった園生氏に決まったのは6月に入ってから。それでも連合宮崎の中川育江会長は「まず候補者を立てて選挙を戦うことが大きな課題だった。第一歩は踏み出せた」と強調する。

 園生氏は、森友・加計学園問題から安倍政権に疑念を抱き、立憲の候補者公募に参加したという。地元と無縁の“落下傘”候補だが「宮崎から日本の政治を変える」と意気込む。

 園生氏は、バブル崩壊後の就職氷河期を経験した「ロスジェネ世代」でもあり、大きな争点に年金問題を掲げる。出馬会見に同席した立憲の蓮舫副代表も「若い世代にとって、年金問題は決して人ごとではない」と力を込めた。

 河野氏は宮崎市出身で、県立特別支援学校教諭を経て宗教法人幸福の科学職員。今回が衆院選を含め6回目の国政選挙挑戦となる。「与党でも野党連合でもない第3の選択肢を示す」と景気回復のため消費税率を現行の8%から5%に戻すことや、いじめ根絶などを訴える。

宮崎県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ