【備えは】災害多言語コールセンター、北九州市が対応訓練

西日本新聞 北九州版

 北九州市は2日、日本語が十分に話せない在留外国人に災害情報を適切に伝えるため6月から運用している「災害対応多言語コールセンターサービス」の模擬訓練を、八幡西区黒崎のコムシティで行った。

 市によると、市内の在留外国人は2018年3月末から1年間で約700人増えており、多言語での情報提供や相談への対応が課題となっている。

 市は昨年6月、地震などの大規模災害時に在留外国人を支援する協定を北九州国際交流協会(八幡西区)と締結。今年6月からは、豪雨や台風で市に災害警戒本部などが設置されれば、市がコールセンターを立ち上げて、24時間態勢で19カ国語に対応する新事業を始めている。これまでに実際にサービスが提供されたことはない。

 2日の模擬訓練は、大雨により土砂災害の危険性が高まり「警戒レベル4」に達したとの想定で、市職員ら約60人が参加。日本語の分からない中国人が、避難所で家族の行方を捜したり、区役所に韓国人からの問い合わせがきたりする訓練を複数回実施した。対応した職員は外国人が話す言語を割り出し、コールセンターに通訳を依頼。市職員と外国人、通訳の3人が電話で同時に会話できるようになっており、市職員が適切な避難指示などを出していた。

 災害時のコールセンター=(0120)803864。

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