大牟田に学生消防分団 帝京大生55人 災害時、SNSで情報収集

西日本新聞 筑後版

大牟田市消防団から貸し出されたジャンパーを着て、結団式に臨んだ大学生たち 拡大

大牟田市消防団から貸し出されたジャンパーを着て、結団式に臨んだ大学生たち

 災害時、会員制交流サイト(SNS)で情報収集に当たる大牟田市消防団学生分団が活動を始めた。帝京大福岡キャンパス(大牟田市岬町)の学生55人(うち女性5人)が分団員として所属し、得意のネットを最大限に生かして消防団活動をサポートする。大学生のみによる分団の結成は県内初という。

 市消防本部によると、分団員たちは火事や自然災害発生時に、ツイッターやLINE(ライン)上に現場や河川、道路などの被災状況が分かる写真や情報がアップされているのを確認した場合は、速やかに分団リーダーに送信。リーダーが情報を整理して消防本部に送信する。現場活動は行わない。

 ただし偶然、出くわした場合や大規模災害時に開設された避難所の情報などは、現場から送ってもらうことも想定している。

 消防本部の本田幸典総務課長補佐は「現場に急行する消防士や消防団員は、情報収集が手薄になりがち。ネットでいち早く現場状況が確認できれば、被害軽減につながる」と期待する。

 55人は、いずれも医療技術学科救急救命士コースで学ぶ1~4年生。市外から通う学生もおり、大規模災害時は近隣地域の情報収集も行うという。

 1日に消防本部であった結団式で、リーダーの2年、浅海輝(あさうみあきら)さん(20)=北九州市出身=は「消防士を目指しており、分団員として経験を積み、大牟田に貢献したい」と意気込んだ。同じく2年の園田有唯(ゆい)さん(19)=粕屋町=は「私たちにしかできないことで、人を助ける役目を果たしたい」と話した。

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