先手豊島 横歩取りに 王位戦第1局
将棋の豊島将之王位(29)=名人、棋聖=に木村一基九段(46)が挑戦する第60期王位戦7番勝負(西日本新聞社主催)の第1局が3日、名古屋市の料亭「か茂免(もめ)」で始まった。
平成生まれの豊島王位は、同時期に行われている棋聖戦とともに初防衛を狙う。木村九段は初タイトル獲得の最年長記録が懸かる。
振り駒で豊島が先手となり、定刻の午前9時、立会人の杉本昌隆八段の合図で初手を2六歩と指した。豊島の3四飛(15手目)で横歩取りの戦型に。序盤は、木村が後手番で羽生善治九段に勝った挑戦者決定戦と同じ進行。豊島は3六歩(25手目)と手を変え、手損をしつつ2九飛(33手目)とバランスを整えた。
杉本八段は「木村九段が一手の得を生かして先行するチャンス。予想と逆に、木村九段の攻め、豊島王位の受けという展開が見られそうだ」と話した。
持ち時間は各8時間。初日は午後6時で指し掛け、手番が封じる。2日目の4日は午前9時に再開し、夜までに決着する見通し。