鹿児島市全域に避難指示 霧島、姶良市も 80万人対象

西日本新聞 夕刊

 九州南部を中心に激しく降り続く雨の影響で、鹿児島市と鹿児島県霧島市、同県姶良市は3日、3市全域の約80万人に避難指示を出した。同日正午時点で鹿児島、宮崎、熊本3県で計約39万人に避難勧告が出され、各地で学校が休校するなど市民生活に影響が出ている。

 鹿児島市は3日午前9時35分、市内全域の27万5287世帯、59万4943人に避難指示を発表。森博幸市長は「命を守る行動を取っていただきたい」と呼び掛けた。過去に崖崩れで犠牲者が出た竜ケ水地区では、市営バスで住民を避難所に運んだ。

 鹿児島県内では河川が増水し、氾濫や浸水の危険性が高まっている地区もあり、日置市や垂水市など7市2町で10万9088世帯、22万5051人に避難勧告が出されている。県内の公立学校計479校が朝から休校を決めた。

 宮崎県では小林市全域1万9683世帯、4万4154人に避難勧告。JR九州などによると、6月30日夜から全線で運転を見合わせているJR吉都線の小林-西小林間(同市南西方)で線路下の土砂が幅25メートル、高さ10メートルにわたり川に崩落。復旧のめどが立たないという。

 熊本県は天草市や益城町の全域など5万2369世帯、11万8103人に避難勧告が出された。熊本市は小中高・特別支援学校78校が休校するなどした。佐賀県も鹿島高(鹿島市)など県立高4校が休校。福岡県は大牟田市などで土砂災害が起こる恐れがあるとして災害警戒本部を設置した。

 3日正午現在、九州新幹線は熊本-鹿児島中央間の上下線、JR鹿児島線は鹿児島中央-川内間で運転見合わせ。その他、熊本県のくま川鉄道、肥薩おれんじ鉄道も全線で運転見合わせが続いた。 

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