「よそもん」が唐津夏祭り企画 昨秋移住の田渕さん

西日本新聞 佐賀版

 昨年11月に福岡市から唐津市に移住し、宿泊施設を営む田渕誠さん(36)が企画した「キャ夏祭り」が14日、同市東唐津の東の浜海水浴場周辺で開かれる。唐津では都会に憧れて古里を離れる若者が多いことから、唐津の良さを再発見してもらおうと、地元産にこだわった食べ物を提供し、途絶えていた地域の盆踊りも復活させる。田渕さんは「唐津には最高のものがそろっている。よそもんだからこそ分かる良さを伝えたい」と意気込む。

 福岡市内で居酒屋を経営していた田渕さんは昨年、東の浜に近い唐津市の古民家を店の客から紹介され、「海の近くに住みたい」とすぐに移住を決断。半年かけて古民家を改修し、キャンプをしながら唐津の食材を使った料理やスポーツを体験できるグランピング施設を6月に開店した。

 唐津で暮らし始めた田渕さんは地元住民と触れ合ううちに、福岡市に憧れる若者が多く、人口流出で小学校の児童が減り、伝統行事も失われつつあることを実感した。「地域の伝統を残し、子どもたちに唐津の豊かな自然や食材を知ってほしい」。福岡市で5年ほど前から続けていた夏祭りをヒントに、持ち前の行動力で約20人の賛同者を集めて実行委員会を結成し、開催にこぎ着けた。

 キャ夏祭りは、14日に唐津市西の浜で開かれる九州花火大会に合わせて実施。東の浜周辺の270メートルを歩行者天国にし、地元食材にこだわったカレーライスなど約10の飲食ブースが出店する。東唐津で以前行われていた大綱引きや盆踊りを復活させ、東京や福岡から招いたアーティストによるライブも開催。シーカヤックなど海遊び体験コーナーも設ける。祭りの名は唐津をもじった「キャラツ」と「夏」を組み合わせた。

 田渕さんは「子どもから大人まで羽目を外して楽しめる新感覚のお祭り。10年間は続け、唐津を盛り上げていきたい」と話す。

 午前11時~午後8時。雨天決行(荒天中止)。入場無料。ボランティアを募集中。

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