【動画あり】孤島の灯台、断崖間近 13日から豊後水道クルーズ

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 大分県佐伯市沖の水ノ子島灯台などを巡る恒例の観光クルージングが13日に運航を始める。市観光協会の招きで、一足早く迫力に満ちた海の絶景と新鮮な海の幸を堪能した。

 水ノ子島は同市鶴見梶寄(かじよせ)から約14キロ、豊後水道のほぼ中央にある。波に洗われる岩ばかりの風情は、まさに“絶海の孤島”の趣が十分だ。灯台は1904年初点灯、86年4月までは職員が約2週間交代で常駐していた。灯台守家族の絆を描いた映画「新・喜びも悲しみも幾歳月」のロケ地にもなった。

 今回訪れたのは、九州北部が入梅した6月26日。沖縄近海の熱帯低気圧の影響もあってか波が高かった。定員11人で運航するクルーズ船の土師辰英船長は「晴れた日の穏やかな海面を一直線に水ノ子へ走る爽快感といったらないですよ」。高波によって前後左右に揺れる体をどうにか支えようと操舵(そうだ)室で踏ん張る記者を気の毒そうに見やった。

 クルーズは、旧海軍の要塞(ようさい)砲があった丹賀(たんが)砲台園地を発着地に約3時間の行程。砲台跡を見た後、元の間海峡を抜けて九州最東端の鶴御崎、水ノ子島灯台と巡る。高さ180メートルの鶴御崎をはじめ、リアス海岸の荒々しい断崖には息をのむ。帰港後は、昼食会場に移動し海鮮料理を楽しんで解散する。

 運航は8月25日までの土日を中心に計14日間。8月4、25日の2日間は特別に大島に上陸。帰港後の昼食の代わりとして島では、今年から出荷を始めた養殖岩ガキの炭火焼きやイサキの塩焼き、島の素材を生かしたちらしずしなどを楽しめる。料金は大人5千円、小学生2500円。申し込みは佐伯市観光案内所=0972(23)3400。

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