豪雨110万人避難指示 鹿児島、宮崎 浸水や堤防決壊

西日本新聞 一面

 九州地方は3日、梅雨前線の活動が一段と活発になった影響で、南部を中心に広い範囲で激しい雨が続いた。鹿児島、宮崎両県では同日夜、15市町の52万2639世帯110万4237人に避難指示が出ているほか、熊本県も含めて36市町村で避難勧告が出ている。各地では河川の浸水被害も発生し、交通機関の混乱や学校の休校も相次いだ。

 避難指示が出たのは鹿児島県の鹿児島市▽霧島市▽南さつま市▽姶良市▽日置市▽垂水市▽いちき串木野市▽鹿屋市▽南九州市の一部▽大崎町▽東串良町の一部と、宮崎県の日南、都城、宮崎、串間各市の一部。

 鹿児島県薩摩川内市入来町では午前7時半ごろ、川の様子を見に行った女性(80)が転倒し、左肩を骨折した。同県志布志市では午後2時40分ごろ、走行中の車が崩れた土砂に乗り上げて横転し、30代女性と小学生の子どもがけがをした。

 同県によると南さつま市大浦町を流れる大王川では堤防が約20メートルにわたって決壊、水があふれているのが確認された。県内では降り始めから民家1棟が全壊、1棟が半壊、9棟が床上浸水するなどの被害が出ている。鹿児島知事の要請を受け、陸上自衛隊第8師団(熊本)は部隊を派遣した。

 宮崎県都城市では同日午後、市道などが浸水した地域で住民10人が孤立、消防がボートなどで救助した。

 同県教育委員会によると、県内では公立の小中学校107校が休校。都城市や日南市など県内5市の教委は4日の休校も決めた。

 熊本県内では3日午後2時現在、40市町村の避難所に計1570人が避難。小中高校など282校が臨時休校となった。

 交通機関のダイヤも終日乱れた。JR九州によると、九州新幹線の熊本‐鹿児島中央間、鹿児島線の川内‐鹿児島中央間などが運転の見合わせを続けた。西日本鉄道も同日夜、福岡市と宮崎市、鹿児島市を結ぶ高速バスを運休。九州中央道の小池高山インターチェンジ(IC)‐山都中島西ICなども通行止めになった。

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