九州南部、土砂災害警戒 避難勧告・指示なお102万人

西日本新聞 夕刊

 梅雨前線の南下で、九州北部地方は4日、朝から晴れ間が広がった。記録的大雨となった南部からも、発達した雨雲の帯は南に遠ざかった。ただ、総雨量が多い所で千ミリに達した南部は地盤が緩んでおり、同日午前の段階で鹿児島県は計約102万人を対象に避難指示や避難勧告を継続。少しの雨でも土砂災害が発生する恐れがあることから、気象庁は引き続き厳重な警戒を呼び掛けている。

 同庁によると、6月下旬からの総雨量は4日朝までに、宮崎県えびの市1089・5ミリ▽鹿児島県鹿屋市901・0ミリ▽熊本県湯前町546・0ミリ。梅雨前線は4日朝、九州南岸付近にあり、5日夜にかけて奄美大島付近に南下。6日以降に北上し、再び天気が崩れる見込み。

 宮崎、鹿児島両県で一時110万人以上に出ていた避難指示は4日午前までに鹿児島県霧島市など9市町で解除された。同日正午現在、鹿児島県の6市が37万7846世帯80万5404人を対象に避難指示、同県の5市が10万4816世帯21万9009人に避難勧告を継続している。宮崎、熊本両県の指示、勧告は全て解除された。

 交通への影響も続き、JR九州によると、九州新幹線の熊本-鹿児島中央間は4日の始発から本数を減らして運行。土砂崩れにより、九州自動車道の溝辺鹿児島空港インターチェンジ-加治木ジャンクションなども通行止めとなっている。西日本鉄道は、福岡-鹿児島間の高速バスの運行を同日午前に再開した。

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