「若者と対話」で投票率向上を 大学生グループで活動・園田さん

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 県内の参院選は低投票率が続いている。中でも若者の選挙離れは顕著。政治に対して意思表示できる1票をなぜ、投じないのか。今回の参院選には何を期待するのか。若者の投票率向上を目指す大分市の大学生グループ「Youth Vote Oita(ユースボートオオイタ)」で活動した別府大4年の園田愛理さん(21)=由布市=に聞いた。

 参院選の投票率は前回2016年が58・38%、13年が53・15%と50%台が続いている。20代の投票率は16年40・99%、13年36・35%と、いずれも全体から約17ポイント低い。

 その理由について園田さんは「候補が訴える政策が福祉や医療など若者には身近でないから」と説明。「政治家は話したこともない遠い存在」で、友人との会話で選挙が話題に上ることはないという。

 園田さんは地元の市長選で候補と話す機会があり、逆に若者の考えを問われたことで「政治家も若者に関心を寄せてくれている」と感じ、政治への興味を深めた。ユースボートでは約20人の若者が投票率アップに向けた啓発活動などに取り組んでいる。

 今の政治状況について、園田さんは「与党は十分な説明がないまま、政策を次々に決める一方、野党は反発ばかりして、いつもけんかしている印象」と語る。参院選では、労働環境の改善、引っ越しなどの行政手続きの簡略化など、若者にも身近な政策の議論が深まることに期待している。

 若者の投票率向上に関しては「政治家と直接対話する機会が増えれば上がるはず」。選挙期間は17日間に限られており「政治家には選挙中だけではなく普段から若者に関わってもらえれば」と注文も付けた。

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