参院選候補者の横顔  

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 21日投開票の参院選大分選挙区(改選数1)には3選を目指す自民現職礒崎陽輔氏(61)、野党統一候補の無所属新人安達澄氏(49)、政治団体「NHKから国民を守る党」の新人牧原慶一郎氏(41)の3氏が立候補した。3氏の横顔を紹介する。(届け出順)

■礒崎陽輔氏(61)自現 政策通で首相の側近

 理論派の政策通として知られ、首相補佐官として、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(NSC)の創設に奔走。農林水産副大臣も務めた。「総務省の役人時代からの長い付き合い」という安倍晋三首相の側近とされる。

 旧労働省(現厚生労働省)の公務員だった父の背中を追い、東大法学部を卒業後、旧自治省(現総務省)に入省。党の公募を経て、2007年の参院選で初当選した。東京では、忙しさから議員宿舎で10年、1人暮らしを続けており、都内に住む妻や娘夫婦に会えるのは月1回程度。小学3年と1年の孫2人の顔を見るのが楽しみという。「娘夫婦をみても高い教育費が家計の一番の負担」。幼児教育・保育無償化など子育て支援を訴えの中心に据える。

 趣味はピアノ。最近は鍵盤に触れていないが、「昔は飲み屋にピアノがあって、よく弾いた」と笑う。単身ゆえに、夜に会合がない日は自炊するといい、得意料理は大分発祥とされるニラ豚。「簡単な料理だけど、元気になれるからね」

■安達澄氏(49)無新 現場と地方を大事に

 黒く日焼けした肌は、昨年10月の立候補表明後、ほぼ毎朝、つじ立ちを続けてきた証しだ。「当初はアリ1匹同然だったが、支援の輪が広がってきた」と手応えを語る。

 「現場主義」と「地域主体」の政治への転換を徹底して訴える。根底には、22年にわたる製鉄会社や新聞社での勤務経験がある。「会社で汗を流し、地域で暮らす人々を見てきた。今の政治は権力者の顔色ばかりうかがい、地方や現場を見ていない」

 政治家を志したきっかけは30代での海外留学だった。古里への思いが強まり、2015年の別府市長選に立候補した。落選後に観光会社を創業。外国人向けのツアーを企画する中で、大分の食や自然が観光に十分に生かされていないと感じてきた。「地方に元気を取り戻す。まちづくりの延長として国政に取り組みたい」と力を込める。

 趣味は登山と学生時代に打ち込んだテニス。今も暇を見つけてはサイクリングをしたりスポーツジムに通ったりしている。「選挙は体力勝負。鍛えているので、体力には自信があります」

■牧原慶一郎氏(41)諸新 留学を機にTV離れ

 政治団体「NHKから国民を守る党」から大分選挙区に立候補した。「NHKを見ない人からも受信料を徴収する今のシステムを、契約者だけが視聴できるスクランブル放送に変えたい」と訴える。

 福岡県久留米市の出身。大学卒業後、外食大手などで働いた。「元々テレビっ子でNHKも好きだった」が、2004年のカナダへの語学留学で考え方が変わった。「ホームステイ先ではテレビを見ず、家族みんなで会話を楽しんでいた。カルチャーショックだった」。ニュースなどの情報を得るのはスマートフォンとラジオ。「テレビを見なくても生きていける。むしろ必要のない情報ばかりなんだと実感した」という。

 13年に団体代表の立花孝志氏に出会い、主張に共感して選挙活動をサポートするようになった。出馬は今年4月の東京都千代田区議選に続いて2度目。「選挙でNHKの問題を有権者に認識してもらえたら」と話す。東京の自宅にはテレビは置かず、趣味はインターネット動画の視聴。1人の時間を大切にしているという。 

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ