自民松山氏抜け出す勢い 参院選序盤情勢 野田、下野、春田、河野の4氏追う

西日本新聞 ふくおか版

福岡市東区役所で期日前投票をする有権者 拡大

福岡市東区役所で期日前投票をする有権者

 西日本新聞が共同通信の世論調査(4、5日実施)に独自取材を加味して参院選福岡選挙区(改選数3)の序盤情勢を探ったところ、9候補のうち自民党現職の松山政司氏(60)が抜け出す勢い。立憲民主党現職の野田国義氏(61)、公明党新人の下野六太氏(55)、国民民主党新人の春田久美子氏(52)、共産党新人の河野祥子氏(39)が追う展開。投票先を決めていない有権者は5割に上り、情勢は変わる可能性がある。

 「NHKから国民を守る党」新人の川口尚宏氏(50)と「オリーブの木」新人の浜武振一氏(53)、「安楽死制度を考える会」新人の本藤昭子氏(77)、政治団体「幸福実現党」新人の江夏正敏氏(51)は苦戦している。

 支持動向を分析すると、松山氏は自民支持層の6割をまとめる。男女ともに支持を集めており、年代別では30~50代に浸透している。

 野田氏は、立民支持層の7割、推薦を受けた社民党支持層の4割をまとめた。

 下野氏は公明支持層の7割近くを固め、60代以上の支持が比較的高い。

 春田氏は国民支持層の6割をまとめ、女性の支持が比較的高い。

 河野氏は、共産支持層の8割を固め、60代で比較的浸透している。

 参院選の関心度は「大いに関心がある」は14・2%、「ある程度関心がある」は41・8%で計56%。「あまり関心がない」は27・3%、「全く関心がない」は13・4%だった。

■期日前投票が始まる

 参院選の期日前投票が5日、県内で始まった。投票日前日の20日まで、72市区町村の132カ所で受け付ける。「18歳選挙権」が始まった前回に比べ、大学の投票所設置が4カ所から1カ所に減った一方、商業施設が1カ所から6カ所に増加。県選挙管理委員会は「利便性が高まった。ぜひ投票所に足を運んでほしい」としている。

 期日前投票ができるのは投票日(21日)に仕事などで投票できない有権者。市区町村から届く「投票所入場券」に理由を記入して持参するか、券がなくても身分証を持参して投票所にある誓約書に氏名、住所などを記入すれば投票できる。

 5日、福岡市の東区役所で投票した同区の自営業岡本和三さん(74)は「年金が少ない中、暮らし向きを良くしてくれそうな候補に投票した。社会の閉塞(へいそく)感を打破してほしい」と期待を込めた。

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