【動画あり】犠牲の夫婦を追悼 北九州市、西日本豪雨1年

西日本新聞 夕刊

 60代の夫婦が亡くなった北九州市門司区でも6日朝、被災現場で追悼集会があり、北橋健治市長ら約100人が参列。2人を悼み、地域の防災力を強化していくことを誓った。

 昨年7月6日午前7時~8時ごろ、同区では非常に激しい雨が降り、斜面地の奥田地区では住宅群と接する約50メートル四方の山林が崩れ、夫婦宅に流れ込んだ。

 集会は、地元の奥田下(しも)町内会が主催。参列者は、夫婦の自宅跡に設けた祭壇の前で次々と手を合わせた。参列した夫婦の長男は「両親は、皆さんに思ってもらっていることを喜んでいると思う。家族としても現実を受け止め、前に進みたい」と述べた。

 北橋市長は「奥田のことをいつまでも忘れず、防災行政に取り組む」と表明。二家(にけ)秀俊町内会長(70)は「2人のご冥福を祈る。みんなで力を合わせ、災害前のような地域にしたい」と語った。

 夫婦の自宅跡前に住む鍋山英雄さん(78)は「あの日、ひと声掛けて逃げられなかったのかという悔いがある。地域で協力し、命を守る避難を実践していきたい」と話した。

 現場では、再び土砂崩れが起きないよう県がのり面の整備工事を進めており、来年3月に完成する予定。

 西日本豪雨により同市では、死者2人のほか、5人が重軽傷を負った。全半壊29棟、崖崩れは407件に及び、約19万人に一時、避難指示が出た。

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