九州の候補者、東奔西走 参院選公示後初の週末

西日本新聞 総合面

買い物客らでにぎわう街中に繰り出し、有権者と握手を交わす候補者=6日午後、福岡市・天神 拡大

買い物客らでにぎわう街中に繰り出し、有権者と握手を交わす候補者=6日午後、福岡市・天神

 参院選(21日投開票)の公示後、初の週末となった6日、梅雨の中休みで晴天が広がった九州の各選挙区では、候補者が買い物客でにぎわう街や人口減少に直面する中山間地に繰り出し、閣僚や党幹部らとともに支持を訴えた。

 事実上の与野党一騎打ちとなった長崎選挙区(改選数1)には、与野党とも党本部の応援弁士が入った。

 自民現職のもとに駆けつけた片山さつき地方創生担当相は、長崎市の繁華街でマイクを握り「人生100年社会のために頑張っていく」と強調。自民現職も野党が争点化を狙う年金問題を意識し、「元気な高齢者は支える側に回ってもらい、持続可能な仕組みにする」と声を張り上げた。

 4野党共同候補の国民民主新人は、同党の玉木雄一郎代表とともに佐世保市中心部のアーケード街で遊説。玉木氏は「政府は都合の悪いことを隠している」と批判し、商店主や買い物客と握手して回った。国民新人も「若者に夢と希望を持って生きていける政治を取り戻したい」と語った。

 宮崎選挙区(改選数1)では、自民現職と野党共闘の立憲民主新人がともに県北入り。同じ高千穂町のホテルに宿泊した両陣営はこの日、エールを交わして遊説に出発。中山間地を中心に選挙カーを走らせた。

 自民現職は美郷町の農協でマイクを握ると、安倍政権の下で農産物輸出が増えていることを念頭に、「中国が和牛輸入を解禁すれば、和牛の値段も農家の所得も上がる」などと農業振興をアピールした。一方、立候補表明が遅れた立民新人は選挙カーから名前を連呼し、商店が並ぶ路地を歩いて店主らと握手。五ケ瀬町の郵便局前では「安倍政権のやり方はちょっと違う、という方は力を貸してほしい」と訴えた。

 9人が立候補した混戦の福岡選挙区(改選数3)でも、それぞれが支持拡大を図った。

 公明新人は、都市部を自転車で遊説。家族連れでにぎわう大濠公園(福岡市中央区)や買い物客が集う福岡市・天神に繰り出し、「自公で安定の2議席を取らせていただき、子どもたちが輝く社会を築かせてほしい」と力説した。

 共産新人は、週末でにぎわう宗像市内の商業施設前などで街頭に立った。老後資金2千万円問題を念頭に「年金保険料の上限引き上げや積立金の活用など財源はある。安心できる年金制度を国政で実現したい」と訴え、支持を求めた。

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