2人は無事に会えるだろうか…

西日本新聞 オピニオン面

 2人は無事に会えるだろうか。鈍(にび)色の梅雨空が気に掛かる。きょうは七夕。晴れるといいな。離れ離れの夫婦が年に1度、天の川を渡れる日だから

▼こちらは3年に1度、国民の代表を選ぶ機会だ。織り姫とひこ星は相思相愛だけど、私たちの願いをかなえてくれる理想の相手と出会うのは難しい-。参院選が公示された

▼「憲法を変えたいな しんぞう」「子育ておうえんするよ なつお」「消費税を上げるのいやだ ゆきお」「みんなの暮らしがだいじだね ゆういちろう」「あべくん、さよなら かずお」「おおさかの高校はただですねん いちろう」「安心してはたらきたいな はじめ」…

▼天の川から下界をのぞいてみれば、永田町のササに飾られた短冊には、こんな願いが書かれているかも。国民一人一人にも短冊に込めたい願いはある。若者、子育て世代、高齢者。それぞれ求める国の姿は違っても、共通するのは安全、安心に暮らせる将来だろう

▼超少子高齢社会に直面する私たちである。子育ては、教育は、雇用は、福祉は、医療は、介護は、年金は、財源は、どうなる、どうする。鈍色の未来予想図が気掛かりだ。不安を晴らしたい。だからこそ実のある論議を聞き、しっかり選びたい

▼ささのはさらさら のきばにゆれる、と童謡に。政党の軒端に揺れる短冊は金銀砂子で化粧をしていても、公約しらじら うわべに滑る、では駄目だ。

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