没後20年の村下孝蔵さん 水俣で追悼コンサート コピーバンドが名曲演奏

西日本新聞 熊本版

 ヒット曲「初恋」「踊り子」などを残したシンガー・ソングライターの村下孝蔵さん(1999年に46歳で死去)をしのぶコンサートが7日、出身地の水俣市で開かれた。先月没後20年を迎え、改めて注目を集めている村下さん。生前親交のあった広島県呉市のコピーバンドなどが郷愁を誘う名曲の数々を披露し、県内外から駆け付けた約260人のファンを魅了した。

 中学卒業まで水俣で過ごした村下さんは、「初恋」の歌詞で当時の淡い思い出を描くなど、古里に愛着を持っていた。同級生や地元ファンが集まり2011年からコンサートを主催する実行委員会の松本博幸会長(69)は来場者を前に「水俣に帰りたいという思いが強かった」と紹介した。

 広島での下積み時代に村下さんと知り合った「山立(やまたつ)バンド」の山井真治さん(60)は3回目の出演。村下さんのデビュー曲「月あかり」など、リクエストが寄せられた歌を含む13曲を披露し、「生の歌声を聞けないのはつらいが、200曲以上の楽曲を残してくれた。1曲でも多く知ってもらいたい」と話した。

 会場では村下さんの映像も流された。鹿児島県鹿屋市の藤崎尚満さん(67)は「詩も曲も天性のもの。来年も来たい」。最後に観客と出演者全員で「踊り子」と「初恋」を合唱し、村下さんを悼んだ。

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