倉智さん プリンシパルに ベラルーシのバレエ団 飯塚市出身の21歳「快挙」

西日本新聞 社会面

9月から「プリンシパル」として現地の舞台に立つ倉智太朗さん 拡大

9月から「プリンシパル」として現地の舞台に立つ倉智太朗さん

 福岡県飯塚市出身のバレエダンサー倉智太朗(たろう)さん(21)が、ベラルーシの国立ボリショイ劇場バレエ団のオーディションに合格し、トップダンサー「プリンシパル」として9月から現地の舞台に立つ。バレエの本場の大劇場で日本の青年が主役を張ることを、舞踊評論家の海野敏・東洋大教授は「快挙」と評価。倉智さんは「プリンシパルになる夢が、こんなに早くかなうなんて」と喜び、憧れのステージに向け猛稽古に励んでいる。

 倉智さんは5歳でバレエを始め、飯塚市と福岡市でダンススタジオを営む井上瑞希さん(40)の指導を受けた。中学3年から海外にバレエ留学し、ベルギー、ドイツ、米国で学んだ。

 2017年からは、米・ペンシルベニアバレエ団に研修生として所属。同年、若手の登竜門の国際バレエコンクール「ユース・アメリカ・グランプリ」(米・ニューヨーク)で15~19歳部門の1位を獲得し、「世界有数のコンクールでトップを取り、注目されていた」(海野教授)という。

 井上さんは、倉智さんについて「ジャンプは高く、ターンは鋭く美しい。寝ても覚めてもバレエのことばかり考えている」と説明。近年、海外で活躍する日本人バレエダンサーの層は厚くなっており、海野教授は「倉智さんもその流れの中にいる一人」と実力に太鼓判を押す。

 倉智さんは「伝統ある舞台で『白鳥の湖』などの古典を踊りたい。バレエは総合芸術なので、団員や照明さんとみんなで舞台をつくり上げたい」と意気込みを語る。5月に日本に帰国しており、8月末まで滞在する。この間、ガリビヤンバレエアカデミーの公演(7月28日午後1時半、福岡市のももちパレス)▽平三矢バレエスタジオの公演(8月17日午後2時、飯塚市のコスモスコモン)などに出演する予定だ。

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