1週間にわたり記録的な大雨に見舞われた南九州

西日本新聞 社会面

 1週間にわたり記録的な大雨に見舞われた南九州。刻々と変わる降雨状況を伝えるテレビ画面では、気象庁職員やアナウンサーが「命を守る行動を取ってください」と何度も訴えていた。同庁が導入した5段階の警戒レベルが本格的に運用された現場だった。

 重要なのは全員避難を促すレベル4だ。各自治体も積極的に発令したが、気になったのはレベル4の中でも「避難勧告」より切迫度が高い「避難指示(緊急)」の出し方だった。9市町で全域に避難指示が出されたが、もちろん全住民を収容できる避難施設を持つ自治体はない。

 全域に発令した自治体は「切迫性を伝えるため全域指示に踏み切った」と説明した。一方、一部に発令した自治体は「本当に危険な地区に、切迫した危険を伝えたかった」と言う。現場の住民はどう受けとめたのか。自治体もマスコミも、今回の発令状況をしっかり分析、検討しなければならない。 (中山憲康)

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