麻生金融相「適切に対応」 かんぽ保険料二重払い

西日本新聞 夕刊

 かんぽ生命保険が顧客に対し保険料を二重払いさせていた問題で、麻生太郎金融担当相は9日の閣議後の記者会見で「保険販売業務の適切性に問題があると認められた場合、発生原因や対応策について説明を求め改善を促すことにしている。本件についても適切に対応したい」と述べた。

 麻生氏は「(二重払い問題の)全体をつかんだ上でないと答えられない」と前置きした上で、「人様のお金を預かるんだから、社員教育を徹底しなければならない。信用が非常に大事な金融業界にあっては、この種の話は『いかがかね』という話になっているのは確かだ」と指摘した。

 一方、石田真敏総務相も閣議後会見で「二重払いの事例が発生したということはかんぽ生命から聞いているが、発生要因や意図の詳細について現時点では承知していない」と述べた。

 西日本新聞が入手したかんぽ生命の内部資料によると、顧客が保険の乗り換え契約をする際、半年以上、新旧の保険料を二重払いさせられた事例が2016年4月~18年12月に約2万2千件に上ることが判明。さらに4~6カ月間、無保険状態になった事例も約4万7千件あった。

 同社の内部規定では、乗り換え契約時に受け取れる手当金と営業実績は「新規契約の半分」としている。一部の局員が手当金を満額受け取る手口として、旧保険の解約時期を意図的にずらしたことが原因とみられる。

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