被爆4世代鐘鳴らす 長崎市の平和公園 平和願い観光客らも参加

西日本新聞 長崎・佐世保版

 長崎市松山町の平和公園で9日、核廃絶と平和な世界を願い、被爆者と被爆4世までの各世代が手を携え、園内の「長崎の鐘」を鳴らした。被爆者団体「県被爆者手帳友の会」が2005年から毎月9日に鐘の音を響かせてきたが、被爆1~4世がそろって参加するのは初めてという。

 長崎の鐘は1977年、同会が会員から寄付を募って製作し、市に寄贈。毎月の打鐘は設置30年近くたったことを機に始まった。

 これまでの参加者は被爆者や被爆2世が中心だったが、今回は同会2世の会代表の野口伸一さん(71)の孫で、4世に当たる堺康徳さん(22)が「祖父の活動を支援したい」と、勤務先の広島県から駆け付けた。康徳さんの母で3世の真紀さん(47)も加わり、会員の被爆者と共に4世代が平和を祈念する場となった。

 この日は公園を訪れた修学旅行生や観光客らも参加。約20人が原爆投下時刻の午前11時2分に合わせて、鐘に取り付けられたひもを引き、鐘を鳴らした。

 社会人1年目の康徳さんは、平和への思いに加え、故郷である長崎に対する感謝の気持ちを込めたといい、「今後もいろんな形で平和活動に関わっていきたい」と話した。

長崎県の天気予報

PR

長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ