【動画あり】久大線復興の汽笛 半世紀ぶりSL

西日本新聞 社会面

 2017年の九州豪雨で被災した地域の振興を図ろうと、蒸気機関車「SL湯けむり号」が9日、JRの日田‐別府間を運行した。JR久大線をSLが走るのは1972年以来、約半世紀ぶりで、沿線に復興の汽笛を響かせた。

 大分県の経済団体などでつくる「大分にSLを走らせる会」が1日限定で企画。JR九州の観光列車「SL人吉」で使われている22年製SLを借り受けた。客車3両に約100人が乗り込んで約5時間半の旅を楽しみ、沿線からも多くの住民が手を振った。途中の豊後森(同県玖珠町)では、かつてSLを収容していた機関庫の見学会もあった。

 豪雨で水田が土砂に埋まって使えなくなった十時幹子さん(70)=同県日田市=も乗車。「久しぶりにワクワクした。沿線の復興を感じ、自分も頑張りたいと思った」と前を向いた。

 同会は「SL人気は想像以上。復興へ向け、観光の目玉となる可能性を感じた」としている。

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