現実離れのノルマなお かんぽ不正販売 発覚後も現場に圧力

西日本新聞 社会面

8日に大阪府内の郵便局幹部に上司から送られたメール。局員にノルマ達成の圧力をかけるよう指示していた(写真の一部を加工しています) 拡大

8日に大阪府内の郵便局幹部に上司から送られたメール。局員にノルマ達成の圧力をかけるよう指示していた(写真の一部を加工しています)

日本郵便四国支社の幹部が保険営業担当局員に出した文書。「お客さまから『(報道に負けずに)がんばって』等、励ましのお声もいただいています」などと記載されている(写真の一部を加工しています)

 かんぽ生命保険を巡る一連の不正販売問題は10日、日本郵便とかんぽ生命の両社長が謝罪に追い込まれる事態に発展した。両社は記者会見で、再発防止策を打ち出したが、保険料の二重支払いなどの問題発覚後も厳しいノルマが課され続けている。現場からは「本当に改善するのか」と疑問視する声が相次ぐ。長年にわたって地域に親しまれてきた郵便局は、顧客の信頼を取り戻すことができるのか。

 「保険料の二重払いはずいぶん前から経営陣も把握したはずで、初めて判明したかのような説明に違和感があった」。社長2人の謝罪会見をインターネットで見た、福岡県の男性局員は深いため息をついた。

 「あと2件アポ取れるまでは社員にも負荷をかけてください」。保険料の二重払い問題発覚後の8日、大阪府の郵便局幹部にメールが届いた。日本郵便四国支社の幹部が、保険営業担当局員に出した文書にも「お客さまから『(報道に負けずに)がんばって』等、励ましのお声もいただいています」と記載していた。

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