道路陥没現場でトンネル掘削再開 JR博多駅前、2年8カ月ぶり

西日本新聞 夕刊

JR博多駅前の地下工事現場。正面左奥で陥没事故が起きたという=6月28日(福岡市交通局提供) 拡大

JR博多駅前の地下工事現場。正面左奥で陥没事故が起きたという=6月28日(福岡市交通局提供)

地下で掘削工事が再開された道路陥没の事故現場=12日午前9時20分ごろ、福岡市博多区 博多駅前の道路陥没事故を巡る工事の動き 掘削工事を再開した陥没現場の地図

 2016年11月に大規模な陥没事故が起きた福岡市のJR博多駅前の道路地下で、市は12日午前、市営地下鉄七隈線延伸のためのトンネル掘削工事を再開した。完了まで約3カ月を見込む。他の区間の掘削や線路敷設などを経て、延伸区間(天神南-博多、1・4キロ)の開業は22年度を予定している。市交通局は「事故防止に万全を期して安全に進める」としている。

 掘削に再び着手するのは事故以来2年8カ月ぶり。現場の市道「はかた駅前通り」では同日午前、普段通り車や歩行者が通っていた。掘削中に交通規制を行う予定はない。通勤で毎日歩く福岡県筑紫野市の40代パート女性は掘削再開を知り「また陥没が起きないか、ちょっと不安」と話した。

 現場ではこれまで、硬い人工岩盤を造る地盤改良や、トンネル内の水抜き・土砂撤去を実施。水抜きは完了し、土砂も約9割を取り除いた。再掘削に当たり、事故前よりもこまめにコンクリートを吹きつけたり、地下水の計測箇所を増やしたりして再陥没を防ぐ。

 事故はトンネル掘削中の16年11月8日早朝に発生。幅27メートル、長さ30メートル、深さ15メートルにわたり道路が陥没した。死傷者はいなかった。延伸区間開業時期は当初より2年遅れの22年度になった。 

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