現職と2新人の争いか 日田市長選14日告示

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 任期満了に伴う日田市長選は14日、告示される。今のところ立候補を表明しているのは、3選を目指す現職の原田啓介氏(60)、元厚生労働省官僚の新人椋野美智子氏(63)、学習塾経営の新人湯浅総氏(44)の3氏。急速に進む人口減少や高齢化への対策、相次ぐ災害への備え、観光振興策などを巡り、論戦が期待される。

 11日、参院選の自民党候補応援のため安倍晋三首相が日田市を訪れた。原田氏は地元市長としてマイクを握り、その後、演説する首相のそばに立ち続けた。後援会関係者は「告示直前で絶好の宣伝になった」。

 原田氏は約80の企業・団体から推薦を受け、市内全域に21の後援会支部を立ち上げて支持の浸透を図る。関係者は「後援会の入会者は前回選挙より多い」と自信を示す。災害対応に追われた2期8年だったが、中津江地区に住民自治組織を立ち上げるなど「さまざまな施策を実現してきた」と実績を訴える。

 椋野氏は、3月から本格的なあいさつ回りを始めた。「福祉のプロ」を自認し、「医療・介護・福祉関係者を中心に支持の輪が広がっている。女性の反応もいい」と後援会関係者。企業や地域の会合で政策を語る機会も増えたという。

 6月には出勤時間帯に交通量の多い交差点でつじ立ちも始めた。「キャリアもプライドもかなぐり捨てている。(立候補した2015年の)大分市長選で自分から動かないとだめだと感じたのだろう」と関係者。「手応えはある。日田を変えたいという市民の期待も感じる」

 「(日田に)焼きそばストリートはいかがですか」。湯浅氏は、後援会のSNSに動画を上げてこう呼び掛けている。「将来を不安に思う人に、動画を通じて明るいまちの未来を発信したい」のだという。

 経営する塾の教え子の保護者や同級生らが活動を支えている。2月下旬から各地でつじ立ちを行っているが、今月8日の公開討論会以降、反応が格段に良くなったと感じる。「『しっかり勉強している』と伝わったのだろう。選択肢の一つとして認知され、他の2人と競るところまできたのでは」と湯浅氏。

 立候補の届け出は14日午前8時半~午後5時、市役所7階大会議室で受け付ける。投票は21日午前7時~午後8時、市内59カ所で(一部繰り上げ)。期日前投票は15~20日に市役所や大山、天瀬、前津江、中津江の各振興局と上津江体育館。五和公民館は18~20日。

 有権者数は5万5408人(3日現在、市選管調べ)。

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