「危険な外来生物」長崎県が初指定 動物33種、植物111種

西日本新聞 長崎・佐世保版

 長崎県は、人に危害を加えたり生態系を破壊したり、農林水産物に被害を与えたりする恐れのある「危険な外来生物」として、対馬で定着しているツマアカスズメバチなど144種を初めて指定した。今月中にホームページで公表するなどして「早期発見と防除に役立てたい」としている。

 国や市町などと構成する「県危険な外来生物対策協議会」を10日、県庁で開催してリストを公表した。

 それによると、動物は33種類、植物は111種類がリストに入っている。ツマアカスズメバチは在来種のニホンミツバチの生息環境を脅かしている。アライグマは県北部を中心に生息して農林業に被害を与えている。コスモスに似たオオキンケイギクは、繁殖力が強く生態系を破壊する危険性がある。

 県は昨年度、市町を対象にアンケートを実施。個体の特徴や被害状況などから、専門家が外来生物を特定した。環境省指定の「特定外来生物」とは別に、独自に指定した外来生物はない。県は随時、調査してリストを毎年更新する。

 協議会事務局の県自然環境課は「危険な外来生物の防除には『入れない、捨てない、拡散させない』の3原則が大事。それには住民の理解と協力が欠かせない」と話し、外来生物の情報提供を呼び掛けている。

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