「ワンボックス投票所」走る 参院選期日前 平戸の過疎地を巡回

西日本新聞 長崎・佐世保版

ワンボックスカーを活用した「投票所」で1票を投じる山野・白石地区の住民 拡大

ワンボックスカーを活用した「投票所」で1票を投じる山野・白石地区の住民

 10人乗りワンボックスカーを即席の投票所に仕立てる参院選の「移動期日前投票」が平戸市の過疎地で行われている。12日の同市主師(しゅうし)町の山野公会堂前駐車場を皮切りに19日までの5日間、車は10地区を巡回する。

 対象は田崎、大志々伎、春日など有権者数が150人以下となって投票所が閉鎖され、近隣に統合された地区。移動期日前投票は2017年の市長・市議選と衆院選同日選挙、18年の県知事選に続き3回目となる。

 12日午前に行われた山野・白石地区は28世帯で有権者数68人。午前10時の投票開始の7分ほど前には高齢の女性3人と男性1人が到着した。一番乗りした山野栄美子さん(84)は市職員3人が配置された集会所で受け付けを済ませて立会人2人が乗り込む車内に移り、落ち着いた様子で鉛筆を走らせ、選挙区と比例代表の2枚の用紙に書き込んだ。

 山野さんは取材に「普段から歩くのが困難だから、今日ここへ来るしかなかった」、農業の山野邦彦さん(83)は「車酔いするので遠くに行けない。車が来てくれて助かる」と話した。正午までの2時間で11人が投票した。

 対馬市(17~19日)、五島市(17~20日)でも移動期日前投票がある。

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