九州、今夜から大雨 ダブル暖湿気 前線刺激

西日本新聞 社会面

大雨をもたらすダブル暖湿気(18日朝の予想天気図より) 拡大

大雨をもたらすダブル暖湿気(18日朝の予想天気図より)

 大型の台風5号は17日、フィリピン沖を北上した。予想では九州直撃は避けられそうなコースだが、福岡管区気象台は「怖いのは強風より大雨」。台風は南西から、太平洋高気圧は南東から、それぞれ暖かく湿った空気(暖湿気)を九州付近に送り込むため、梅雨前線を刺激する恐れがある。18日夜から20日にかけて「大雨の条件」がそろい、梅雨末期型の大雨への備えが必要となる。

 気象台によると、台風5号は20日にかけて発達しながら東シナ海へ進み、21日には朝鮮半島付近に到達する見通し。

 大雨の恐れがあるのは18日から。梅雨前線は対馬海峡付近まで北上し、九州北部を中心に大気の状態が不安定になる。この時点では台風は台湾付近を北上中。気象台は「台風は遠く離れていても暖湿気を送り込む。18日夜ごろから影響が出始める」と読む。

 そこに、太平洋高気圧の周辺からも暖湿気が流れ込む。台風と太平洋高気圧からの「ダブル暖湿気」が対馬海峡付近の梅雨前線を刺激。九州北部は20日の日中にかけて、大雨が降る条件がいくつも重なった状態が続く。

 日本気象協会九州支社は「18、19、20日の九州北部は総雨量が多くなり、局地的に激しい雨が降る可能性もある」と警戒。気象台は「昨年の西日本豪雨のように、台風が大雨の『トリガー』(引き金)となることもあり、接近前も通過後も油断は禁物」と指摘している。

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