福岡県教委いじめ認定 久留米高2自殺 遺族側、再調査要請を検討

西日本新聞 社会面

 福岡県久留米市の県立高校2年の男子生徒=当時(16)=が昨年6月、いじめ被害を訴えるメモを残して自殺した問題で、県教育委員会は17日、所属する野球部内のいじめが原因だったと認め、生徒の両親に説明した。両親の代理人弁護士は「調査が不十分な可能性がある」として、県に再調査を求めることも検討すると明らかにした。

 経緯を調査した第三者委員会が今年3月、いじめと自殺の因果関係を認定した報告書を作成。県教委もこの内容を受け入れたが、代理人弁護士は、いじめに関わった生徒以外への聞き取りや回数が不明確で、自殺に至る背景の解明が不十分だと指摘。第三者委の報告書が「特段の問題点はなかった」とした学校側の対応への評価も疑問視した。

 両親への説明には校長も出席し、いじめに関わった生徒を懲戒処分にしたことや、いじめアンケートの方法を改善するなどの再発防止策についても報告。弁護士によると、県教委や高校から謝罪はなかった。両親は「対策は不十分で、いじめに遭っている生徒を救えない」と話したという。

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