北九州市長が訪韓、順天市と連携確認 「東アジア文化都市」事業

西日本新聞 総合面

握手を交わす北九州市の北橋健治市長(左)と韓国順天市の許錫市長=17日、順天市役所 拡大

握手を交わす北九州市の北橋健治市長(左)と韓国順天市の許錫市長=17日、順天市役所

 【順天(韓国南部)前田絵】北九州市の北橋健治市長は17日、韓国南部の順天(スンチョン)市を訪れ、許錫(ホソク)市長と会談した。日中韓3カ国が共同で取り組む文化芸術交流事業で、両市は来年の「東アジア文化都市」に内定しており、事業の成功に向けて連携することで一致した。

 日中韓3カ国は2014年から、文化芸術交流を毎年実施。東アジア文化都市に指定した3都市が食や音楽、伝統芸能などを通じて相互交流を深めている。

 会談の冒頭、許氏は「この良縁をきっかけに経済や文化、観光、教育など多様な分野での交流に期待している」とあいさつ。北橋氏は「文化芸術を通じて、市民の交流を深めることは相互理解や連帯感の形成につながる」と話した。

 元徴用工問題や半導体材料の輸出規制強化で日韓対立が深刻化する中、会談では現在の日韓関係に言及はなかったが「好きな言葉は『小異を捨てて大同につく』だ」と述べた許氏に対し、北橋氏は「(朝鮮王朝の外交使節だった)朝鮮通信使の精神ですね」と応じ、日韓が友好的に交流した歴史を大切にしたいとの考えを示した。

 北橋氏は会談後、「こういう時だからこそ文化芸術交流は大事だ」と語った。

PR

PR

注目のテーマ