参院選終盤 大分市に重点 礒崎氏、安達氏 当落分ける「天王山」

西日本新聞 大分・日田玖珠版

大分市の得票と当選者 拡大

大分市の得票と当選者

 21日投開票の参院選は最終盤を迎えた。事実上の与野党一騎打ちとなっている大分選挙区(改選数1)では、自民現職の礒崎陽輔氏(61)=公明推薦=と無所属新人の安達澄氏(49)=立憲民主、国民民主、社民推薦=が、有権者の4割を占める大分市での遊説、集会に力を入れている。近年は、同市で得票が上回った候補が当選する傾向があり「天王山」での攻防は激しさを増している。

 「今の政治を安定させても、生活は厳しくなるだけだ」。大分市中心部の百貨店前で17日昼、安達氏の応援に来た枝野幸男・立憲民主代表が熱弁を振るった。

 大分市と地元の別府市を中心に遊説を重ねてきた安達氏。念頭にあるのは、民進現職が1090票差で自民新人に競り勝った2016年の参院選だ。大分市で1万票以上の差を付けたのが勝因で「3年前の再来を狙う」と陣営幹部。安達氏は18日夕も同市内で集会を開き、支持を訴えた。

 礒崎氏陣営は当初県内を満遍なく回ったが、終盤は大分市に重点を置く。これまでも、安倍晋三首相をはじめとする党幹部が相次いで応援に駆け付け、市中心部の商店街やJR大分駅周辺で礒崎氏支持を呼び掛けた。週末の14日には、三原じゅん子党女性局長が同駅前で「政治の安定が経済の安定につながる。あの悪夢の時代の経済を救ったのは安倍総理と礒崎さんだ」と強調。19日には市内で大規模な個人演説会を開催する。

 07年以降の参院選では、自民と非自民候補が2勝2敗と互角の戦い。うち3回は大分市で得票が上回った候補が当選した。07年は民主(当時)が支援した無所属新人が同市で最多の約6万8千票を得たものの、野党候補が乱立し、他自治体では票が分散。2番目に多い約6万票を集めた礒崎氏が初当選した。

 勝敗を左右する大分市の有権者へ向け、両陣営とも最終日まで集中的に遊説を重ねる方針という。

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