投票率50%割れ 現実味 参院選熊本 選管、若者狙いネット広告

西日本新聞 熊本版

熊本選挙区の投票率の推移 拡大

熊本選挙区の投票率の推移

 21日投開票の参院選熊本選挙区(改選数1)の投票率アップに向けて、県選挙管理委員会が苦心している。特に投票率の低い20~30代を狙ってインターネット広告を仕掛けたが、資金力のある政党広告に押され気味。前回2016年は51・46%と過去最低で、50%割れが現実味を帯びている。

 同選挙区の投票率は1989年に72・57%だったが、95年に52・94%に急減。その後60%台に回復したが、前回16年は全国の選挙区平均54・70%をも下回った。前回、20代は29・16%、30代は34・87%で、初めて参政権を得た10代の43・86%にも及ばなかった。

 「投票率が5割を切る」と危機感を持った県選管は、フェイスブックやツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)への啓発広告を始めた。若者が日常的に使うスマートフォンを通じて、参院選の情報に触れる機会を増やそうと、啓発用予算の1割に当たる約140万円を投入した。

 ただ、ネット広告は支払った金額に応じて表示頻度が上がる仕組み。委託業者は「政党広告に比べて資金が少ないので、県の広告はなかなか表示されない」と漏らす。今春の県議選でもネット広告を出したが、アクセス数は表示回数の0・4%だったという。

 県選管はこのほか、くまモンをあしらったポスターや、キャラクターの模擬投票イベントを通じて投票を呼び掛けている。担当者は「投票しない人の掘り起こしは難しい。とにかく選挙の情報を目にする機会を増やす以外、手だてがない」と話す。

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