主権者教育、若者に変化は? 18歳選挙権導入3年 佐賀大生に聞く

西日本新聞 佐賀版

 若者の声を政治に反映させようと、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた前回の参院選から3年。主権者教育や投票を通じて若者の意識に変化は生まれたのだろうか。21日投開票の参院選の期日前投票所が17、18日に設けられた佐賀大で学生の思いを聞いた。

 佐賀市の本庄キャンパスの図書館に設置された期日前投票所で一票を投じた教育学部1年の添田理未さん(18)。高校時代の主権者教育で若い世代が選挙に行く意味を学んだ。「私たちが投票しないと投票率が高い高齢者向けの政策ばかりになってしまう」。昨年12月の知事選、今年4月の県議選でも投票した。「せっかく持っている権利なので使わないともったいない」

 前回参院選を18歳で迎えた理工学部4年の椛琴乃さん(22)も知事選、県議選に続いて参院選でも投票した。大学に入学して1人暮らしを始めてから政治への関心が高まった。佐賀市の自宅に届く行政の広報や議会だよりを読むようになった。家族と暮らしていた高校生のときは、その目に届かなかった。「政治は難しいというイメージがあったが、意外に身近なものだと気付いた」という。

 前回参院選で初めて自らの票を投じた経済学部3年の男子学生(21)は今回投票するつもりはない。前回投票したのは周りのみんなが行っていたから。「政治家が真面目そうなことを言っても、その不正とかをニュースで聞くと信用できない」。漠然とした政治不信が、その根にある。

 休憩スペースにいた理工学部1年の男子学生(18)は大学の期日前投票所をみて、初めて参院選があるのを知ったという。高校時代に主権者教育を受けた。大人になったという実感はあったが、政治への興味はわかなかった。「自分の1票だけで何かが変わるとは思えない。投票は面倒くさい」。今回の参院選、投票する気はない。

 記者が「どうしたら投票に行く気になるかな」と聞くと、男子学生はこう答えた。「選挙といえばポスターの印象ぐらいしかない。候補者が訴える政策は自分たちに届いてない。大学とかで演説してくれたら、行く気になるのかも」

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