工藤会、事務所独自売却へ加速? 北九州市に「決まりそう」

西日本新聞 社会面

 特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所(北九州市小倉北区神岳1丁目)の撤去を巡り、工藤会側が「売却先が決まりそうだ」と市に報告してきたことが18日、市関係者への取材で分かった。工藤会側は市と売却交渉を進める一方、6月にマンション用地として不動産サイトで売り出した。市は、工藤会が行政を介さずに独自に売却先を探す動きを加速させているとみて、動向を慎重に見守る姿勢。17日に市に連絡があった。売却先や金額などの具体的報告はなかった。

 市との売却交渉は、工藤会側が「民間売却は難しく、売却先は市または公益的団体を希望する」との意向を示したことから、1月に本格的に始まった。土地の売却益を民事損害賠償訴訟の賠償額に充てるとの提案があり、市は提示された賠償スキームの妥当性を検証。いったん市が購入した場合の売却先も探している。

 一方、工藤会側は一時、不動産サイトに市の鑑定額を上回る金額で売り出しており、高値で売却したい意向が強いとみられる。

 市関係者は「売り先を独自に見つけることに問題はない。ただ、工藤会側が提案している賠償金への充当については説明を求めていく」としている。

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