豪の院生18人が柳川活性化案 アクセス道や掘割復活 9日間実地調査

西日本新聞 筑後版

 オーストラリア・シドニー大で建築やデザインなどを学ぶ大学院生18人が、柳川市新町の柳河ふれあいセンターで柳川の活性化につながる都市計画や建築デザインを発表した。院生たちは8日までの9日間、柳川に滞在し、市内在住の同大名誉教授バリー・シェルトンさん(75)=都市設計=の指導を受けながら実地調査を行った。

 同大大学院は建築などの分野で世界的に有名。柳川を日本の城下町、水の街のモデルとして院生の演習を行うのは3年連続3回目で、市や柳川商店街振興組合、市民団体の「水のまち研究会」などが支援した。

 院生は7日、5グループに分かれて調査結果を発表した。西鉄柳川駅周辺の観光動線を調査したグループは、直線で西に約500メートル離れた柳川古文書館へのアクセスの悪さを指摘。徒歩で利用しやすくするため駅と古文書館の中間に位置するショッピングモール駐車場の一部にアクセス道を整備し、古文書館前の掘割には歩行者専用の橋を架けるよう提案した。「駅からのアクセスが明確化されることで、観光客だけでなく地元住民の行き来も活発になる。『市の顔』としての道路と橋になり得る」とした。

 別のグループは、柳川藩の武士たちが住んだ武家街と、町人街を分けた辻門橋周辺の掘割が地下水路となり、現在は商店街駐車場などとして使われていることを疑問視。「歴史的にも重要な場所であり、掘割を復活させて親水公園などを造ることで商店街にも好影響を与える。川下りの新ルート開発にもつながり、観光面にも大きく寄与する」と述べた。

 シドニー大とシェルトンさんは年内をめどに、演習の研究成果を冊子やパネルにまとめ、公共施設などで公開する予定という。

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