『永見徳太郎』 新名規明 著 (長崎文献社・1728円)

西日本新聞 くらし面

 永見徳太郎(1890~1950)は長崎市銅座の豪商。異国情緒あふれる長崎を訪れる文化人のパトロンでもあり、芥川龍之介や菊池寛を自宅に泊まらせた。やがて上京し、南蛮美術などをテーマにした文筆業に専念。執筆意欲が旺盛でラジオに出演するなど「長崎文化の伝道者」としての役割も果たした。晩年は妻を残して失踪、その最期は謎が多い。永見が海星商業学校の中退者だったことを明らかにしたのは、同市の海星学園教諭だった著者ならではの発見である。

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