『佐賀藩の医学史』 青木歳幸 著 (佐賀大学地域学歴史文化研究センター/海鳥社・1080円)

西日本新聞 くらし面

 佐賀藩は幕末期、西欧の科学技術を積極的に導入した。それは医学の分野でも著しく、1849年、種痘(牛痘種法)を日本で初めて成功させている。1851年には試験合格者にのみ医師の仕事を認める医業免札制度を開始した。これは医師国家試験の先駆という。佐賀大特命教授の著者は、江戸時代から明治時代初めにかけての佐賀藩の医学史を通観。佐賀藩が江戸前期以来、先進医学導入に積極的だったという伝統から説き起こし、わが国の近代医学の形成に果たした佐賀の役割を明らかにしている。

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