五島、対馬に大雨特別警報 台風5号が北上 警戒レベル最大の「5」

西日本新聞 夕刊

 大型の台風5号は20日、黄海を北上した。九州北部には台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、長崎県の離島を中心に雨雲が線状に発達。同県対馬市美津島町や五島市ではレーダー解析で1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして「記録的短時間大雨情報」を出した。気象庁は対馬市や五島列島に大雨特別警報を発表。大雨・洪水警戒レベル(5段階)は最も高い5となり、土砂災害や河川の氾濫などに「最大級の警戒が必要」と呼び掛けている。

 気象庁によると、台風は20日午前9時現在、黄海上を時速25キロで北に進んだ。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。22日朝までに温帯低気圧に変わる見込み。

 長崎県小値賀町では20日午前10時までの24時間雨量が観測史上最大の317・0ミリを記録。同県新上五島町有川は356・0ミリ▽五島市上大津は293・5ミリ-に達し、いずれも7月の観測史上最大となった。

 長崎県などによると、五島市全域の約2万世帯約3万7千人に避難指示。対馬市や小値賀町、新上五島町全域など、計約2万8千世帯約5万6千人に避難勧告を出した。

 20日午前11時現在、五島市や対馬市、新上五島町など5市町の56世帯82人が避難所に避難している。また、五島市で8カ所、新上五島町では6カ所以上、対馬市では3カ所で土砂崩れが発生している。新上五島町では80代と60代の女性計2人が屋根から転落し、腰に軽傷を負った。

 発達した雨雲は20日夕ごろから九州本土にもかかる見通し。九州北部で20日に予想される1時間雨量は、いずれも多い所で長崎県80ミリ▽福岡、佐賀県50ミリ▽熊本、大分県40ミリ。

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