【ひと】eスポーツのプロチームを運営する梅崎伸幸さん

西日本新聞 総合面

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eスポーツのプロチームを運営する梅崎伸幸さん

 昨年の新語・流行語大賞でトップテン入りするなど認知度が広がるeスポーツ。プロとして活動する40人以上と契約するチーム「DetonatioN Gaming」の最高経営責任者(CEO)を務める。「日本はゲームに親しんだ人が多い。ブームではなく、文化として定着できると思う」と力を込める。

 福岡市出身。ゲームに夢中になったのは福岡・沖学園高時代だ。「当時はeスポーツなんて言葉もない。ゲームばかりやっていたら親に怒られる時代だった」。ゲームを趣味として楽しむ一方で生徒会長も務め、東海大を経て大手重電メーカーに就職。働きながら世界大会に出場するなど腕を磨いたが「選手をマネジメントする会社がなかった」という。そこで自らチームを立ち上げることを決意。設立から2年後の2014年、一念発起してメーカーを退職、起業した。

 当初は困難が続いた。資金集めに出向いた企業では「eスポーツって何?という感じで門前払いばかりだった」と振り返る。それでも粘り強く訴え続けると、追い風が吹いた。若者を中心に競技が急速に普及し、プロ野球やJリーグが大会を主催。徐々に理解が広がり、18社とスポンサー契約するまでになった。

 今後の目標は若手の育成システム確立。選手が練習しながら共同で暮らす「ゲーミングハウス」も東京都内に設けた。チーム運営の傍ら、自らこのハウスで寝食をともにすることもある。「生活が不規則で困ります」。次世代の成長を見守りながら、苦労を重ねてきた36歳はさらに情熱を燃やす。

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