長崎最大466人避難 冠水多発、けが人も

西日本新聞 社会面

 長崎県内では20日、大雨の影響で五島列島を中心に崖崩れや道路の冠水が相次ぎ、6市町で最大466人が避難所に身を寄せた。同県警によると、新上五島町の2カ所で、自宅の雨漏りを修理していた81歳と63歳の女性が屋根から転落し、腰や背中の骨を折るけがをした。九州で出された避難勧告・指示の対象は、最大で計約12万人に達した。

 長崎県災害警戒本部などによると、新上五島町など県内38カ所で崖崩れが発生。国道384号などが一時通行止めになったほか、五島市岐宿町では住宅の敷地に土砂が流れ込んだ。

 大雨特別警報が出された6市町では、五島市など3市の約2万1千世帯、3万9千人に避難指示が出されるなどしたが、午後9時すぎまでに全て解除された。

 降り始めからの総雨量が300ミリを超えた大分県佐伯市では、民家裏山ののり面が幅2メートル、高さ2メートルにわたって崩壊。同県によると、けが人はないという。

 宮崎県延岡市は約1万6千世帯、3万5千人に避難勧告を出し、同日午後10時現在、14世帯18人が避難している。福岡市南区高宮では民家の石垣が崩れ、隣接する教会の敷地内に、土砂が高さ3メートル、幅2メートルにわたって流入した。

 交通機関も終日乱れた。JR九州によると、JR筑肥線では10本が運休、26本が最大76分遅れ、約8500人に影響が出た。JR大村線も松原‐大村間で一時徐行運転を行い、約1500人に影響した。長崎県の壱岐や対馬、五島行きの空や海の便も欠航が相次ぎ、野母商船は21日も五島発博多行きのフェリーの欠航を決めている。

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