高速通行止め終日混乱 県内豪雨 鳥栖、佐賀市で民家浸水

西日本新聞 佐賀版

鳥栖市幸津町の冠水した道路で、エンジンが動かなくなった車を押す住民ら 拡大

鳥栖市幸津町の冠水した道路で、エンジンが動かなくなった車を押す住民ら

JR長崎線が運転見合わせとなり、佐賀駅構内で状況を確認する利用客

 県内は21日、未明から各地で大雨に見舞われ、道路の冠水による通行止めや、家屋の浸水被害などが相次いだ。鳥栖市では午前5時50分までの1時間の雨量が110ミリと推定。公民館などに自主避難する人もいた。交通機関はJRが早朝から運行を見合わせたほか、九州自動車道や長崎自動車道が通行止めとなるなど終日混乱した。

 県によると、鳥栖市、佐賀市の民家計9軒が浸水。県内各地で道路の冠水が相次いだ。鳥栖市では午前6時35分に市内3地区の住民に避難勧告を発令。午前11時には7カ所に125人が避難した。

 宝満川に近い同市水屋町の70代男性は避難先のサンメッセ鳥栖で「川の水かさが急激に増して危ないと思って避難した。自宅が心配」と不安げ。若葉まちづくり推進センターに避難した同市神辺町の主婦、権藤文美香さん(45)は「雨の音が強くて怖かった。裏山から泥水が家の敷地に入り始めたので家族5人で早めに行動しました」と話した。

 同市内では道路上に水があふれ、川のような光景も見られた。同市幸津町の市道で立ち往生した乗用車を運転していた若い男性は「水は少ないと思って走っていたのですが」と語った。

 交通機関はJR長崎線の鳥栖‐多良間が運転を見合わせたほか、長崎道では鳥栖ジャンクション‐嬉野インターチェンジ(IC)間が通行止めとなり、佐賀‐天神、佐賀‐福岡空港を結ぶ高速バスが運休した。

 佐賀駅構内で運転再開を待っていた東京都の井田佳永子さん(35)は「福岡空港までバスも鉄道も使えず2時間以上待っている。何とか今日中に帰りたい」と疲れた表情を見せていた。

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