原田氏の2期8年に一定の評価 日田市長選出口調査

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 西日本新聞社は、日田市長選の期日前投票の期間中に出口調査を行い、350人から回答を得た。調査では現職の原田啓介氏(60)、いずれも新人の椋野美智子氏(63)、湯浅総氏(44)それぞれへの投票理由や新市長に期待することなど計六つの質問に選択式で答えてもらった。そのデータから有権者の投票行動や市政への意見を分析した。

 投票理由は「経歴」「実績」「公約・政策」「人柄」など七つの選択肢から一つを選んでもらった。

 原田氏を選んだ有権者の半数近くは「実績」を挙げた。「災害の復旧・復興を頑張っている」との回答もあり、災害対応に追われた2期8年の取り組みが一定の評価を受けたことがうかがえた。次いで「人柄」や「経歴」だった。「公約・政策」を選んだ人は1割に満たない。その他の回答では「原田市政に満足はしていないが、ほかの候補がよく分からない」(60代女性)と消極的な選択もあった。一方、椋野氏や湯浅氏を選んだ人はそれぞれ4割近くが「公約・政策」を選んだ。

 新市長に最も期待することについては「人口減少・高齢化対策」「災害対策」「女性活躍の取り組み」など九つの選択肢から一つを選んでもらった。

 回答者全体の半数以上が「人口減少・高齢化対策」と回答。原田氏に投票した人は「災害対策」(17%)と「子育て環境の充実」(10%)を求める人が目立った。公約で訴えた災害対応の実績や防災対策、新たに打ち出した「子ども支援センター創設」に期待が集まっているとみられる。椋野氏には「女性活躍」「旧郡部の振興」、湯浅氏には「若者政策」を求める声が多かった。

 原田氏と新人の一騎打ちとなった前回(2015年)の市長選でどちらに投票したかも尋ねたところ前回、原田氏に投票した人のうち、半数は投票先を対立候補の2人に変えていた。「前回は投票していない」と答えた51人のうち約8割は椋野氏か湯浅氏に票を投じており、三つどもえの激戦が有権者の関心を高めたこともうかがえた。

 椋野、湯浅両陣営の選挙運動は女性や若い世代が支えた。市内の50代男性は「女性や若者の積極的な動きを原田氏の3期目の市政運営に生かしてほしい」と求めた。

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