相生山笠の雄姿見納め 黒崎祇園解散式に登場

西日本新聞 北九州版

 400年以上の伝統を誇る八幡西区の黒崎祇園山笠(県指定無形民俗文化財)は22日夜、解散式を行った。今年で途絶える近隣の相生山笠が特別参加し、最後の雄姿を見せた。

 相生山笠実行委(鶴智博委員長)などによると、製鉄所のアパートが建てられ、買い物客でにぎわった25年前に竹末自治区会が運営する山笠から独立し、相生商連が運営する形で誕生した。1999年からは竹末、引野、穴生第一の各自治会の山笠とともに「洞南肆(よん)地区山笠競演会」を開催してきた。

 だが、時代の流れとともにアパートはなくなり、次代の担い手の子どもたちが減少。長年、山笠をけん引してきた青年部もなくなり、継続が困難になったため、21日にあった競演会で参加を打ち切ることにした。

 電飾が施されたきらびやかな山笠を男たちが力強く運行する姿は共通することもあり、黒崎祇園山笠保存会は「最後に、一緒にやろう」と呼び掛け、特別参加が決まった。

 解散式の会場となったJR黒崎駅前の通りには黒崎の8基とともに、怪物「ヤマタノオロチ」と退治したスサノオノミコトなどがあしらわれた相生山笠が登場。太鼓や鉦(かね)を鳴らしながら男衆が力強く駆け抜け、観衆を沸かせた。鶴委員長(60)は「25年の歴史に終止符を打つにあたり、有終の美を飾ることができた」と語った。

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